はじめて、しましょ★ - リボーン編 -
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「…骸、とか?」
「僕が許さないよ」
「お前のことは聞いてねえよ」
「…あいつも違う。あの子はあいつのことは兄とか、そんな目で見ているよ」
だから無下に離すことも出来ないんだよね…と雲雀はぎりっと歯を咬み締めた。しかし。ならば誰。
「ならツナか?」
「それも違う。あの子が沢田を見ている目は父親とか。そんな感じだよ」
「なら――――…」
リボーンは思いつかないのか、暫し硬直して…
「誰だ?」
降参した。候補が出てこなかったらしい。それを聞いて雲雀は頭を抱えたくなる。え。ていうか僕が言っちゃっていいの?と。
「だから………キミだよ」
「あ?」
リボーンは何言ってんだこいつ、みたいな口調で言葉を放ったあと。また考えて……
「なんでだ?」
…考えても分からなかったらしい。雲雀に答えを求めてくる。雲雀はため息を吐いてくる。
「何でもなにも…彼女が好きだって言ってるんだからそれだけで理由は充分でしょ!ああもう僕にこんなこと言わせないで!!」
「しかしな。あいつがオレが好きって。ありえないだろ」
リボーンは今までハヤトに厳しく当たってきた。それは仕事であり、そして最終的にはハヤト自身の為となり返ってきた。
しかしそれでも―――ハヤトには辛かっただろう。それが毎日も続いて。…面白いわけがない。
そんなことをしていた自分に恋愛感情。…それこそありえないのではないだろうか。
その事を雲雀に告げると、雲雀は驚く言葉を返してきた。
「あのね…そんなに辛い日々をハヤトが弱音も吐かずに今までやってこれた訳をキミは理解している?」
雲雀は大きく息を吸うと。
「キミのことが、好きだからに決まってるだろ!!!」
―――。
なるほど。
リボーンは素直に納得した。確かにそれは頷ける。
「キミがその想いをどう受け止めるかはキミの勝手だけど、でもそれを否定して受け止めないことだけはやめてよね」
「…そう、だな」
「ハヤトに謝ってきなよ。感情を好きな人に否定されるのは辛いから」
言って雲雀は携帯をリボーンへ手渡す。それはGPS機能付きで、ハヤトへ渡されている携帯の位置が分かるようになっている。
「分かった。…あとな、雲雀」
「ん?何?」
「あまりああいったことは大声で言わない方がいい。誤解する奴が出てくる」
「は…?」
そこで、雲雀は気付いた。
扉の影に誰かがいる。
「………まさか、雲雀くんにそんな趣味があっただなんて」
出てきたのは骸だった。
「…キミ。仮にもここはライバル会社でしょ。なんで来てるの」
「クフフ。ハヤトくんが休みだと聞いて何事かと思ってやってきたんですよ。しかし思わぬ情報を得てしまいました」
骸が含み笑いを零す。なにやら気味の悪い視線を向けられ雲雀は一歩身を引く。
「…?何。なんでそんなに嬉しそうなの」
「だってライバルが一人減りました」
これは素晴らしきことですと骸はやっぱり笑みを零す。しかしはて。ライバル?減った?何が?
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