ハヤトメロディ
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そんな周りの協力もあり、どういうわけか聞いてた話よりもかなり早めの休暇を得たリボーンの存在もあってか無事に出産を果たしたハヤト。

ママに似た、かわいい可愛い女の子だった。

ママことハヤトは第一児にえらく感銘を受け、毎日のようにハグとちゅーをする。

ママことハヤトは毎日にこにこにこにこ。我が子がかわいくて可愛くて仕方がないようで。


「えへへー…ほらー、ママでしゅよー!パパはこっちでしゅよー!雲雀さんもいましゅよー!」

「あー、あうー、うー、まー?」

「はぅー!!き、きききききき聞きましたか!?今「ま」って言いましたよ「ま」って!これって「ママ」の「ま」ですよね!?」

「そうかもな」


ママことハヤトは今日も幸せそうです。


そんなハヤトとリボーンとの愛の結晶はすくすくと育っていって。

外見はまさにちったいハヤトであった。

リボーンの育児休暇が終わる頃にはちったいハヤトはパパに一番懐いていて。


「ぁぅー、ぱー、うー」

「はぅー!!か、かかかかか、可愛いですねー!リボーンさん、こっち向いて下さいー!」


ハヤトはちったいハヤトを抱きかかえるリボーンを携帯のカメラで撮る。

ちなみに携帯をカメラモードにしてシャッターボタンを押すという一連を覚えるまでハヤトは丸三日かかった。


(ああ…でも…でもでもでも…!)


ハヤトは携帯のカメラでは少し物足りなくなっていた。

ハヤトの携帯はカメラ機能はおまけのようなものだし、撮りまくるからすぐに充電が必要になってしまう。


(…リボーンさんに頼んでみましょうか…)


今、ハヤトにはとても欲しいものがある。でもそれはちょっと高いかもしれない…いいかな、大丈夫かな…

不安になりながらも一日は過ぎ、仕事を終えたリボーンが帰ってくる。…ちなみに雲雀は未だに育児休暇中だ。


「戻ったぞ」

「あ、お帰りなさいリボーンさん」


てとてととハヤトが愛しの旦那様を迎え入れる。そしてハヤトは意を決してリボーンに向き合った。


「あ…あの、リボーンさん…!」

「ん?なんだどうした」

「あの、あの…あの……」


ハヤトはもじもじとしながら上目遣いでリボーンを見つめる。心なしか、顔も赤くて。


「…何なんだハヤト。言いたいことがあれば早く言え」

「…あの!ハヤト、でじたるかめらが欲しいです…!!」

「………カメラ?」


呟くリボーンにこくこくと頷くハヤト。


「あの…あのあの、あの子の今しかない瞬間を写真にしたくって、その…」


―――お前に扱いきれるのか?


思わずそんな言葉が出掛けたが、何とか堪えた。

しかしリボーンがそう思うのも無理はない。ハヤトのメカ音痴っぷりは相当のものだ。

なんていったってデビュー当時に雲雀にエアコンの使い方を習ったらしいのだが、未だにうまく扱えないのだから。


「お、お願いします!リボーンさん!!」

「まぁ、別に構わないぞ」

「ほ…本当ですか!?」

「ああ」


ハヤトの目が輝く。それほど嬉しかったのだろう。


「はぅうううう…!リボーンさん!ありがとうございます!!」


ハヤトはリボーンに抱きつく。

そして、大好きですの意味を込めたキスを愛しの旦那様へと送った。