ハヤトメロディ
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一方その頃。ボンゴレプロダクションでは―――


「おいツナ。雲雀を知らないか?仕事で聞きたいことがあるんだが…」

「ん?ああ、雲雀?雲雀なら育児休暇取ったよ」

「育児…休暇?」


はて。とリボーンは首を傾げる。

あいつ…結婚なんてしていたのだろうか。初耳だが。


「いやー、オレもまさか独身男性に育児休暇を出す日が来るとは思わなかったよ」

「………」


何言ってるんだこいつ。みたいな視線を浴びながらツナは苦笑する。


「いや、ね。雲雀がさ「ハヤトをひとり家にいさせるとか危険すぎるから!」ってね。それにオレの超直感もハヤトには誰かが必要って告げてたし」


この野郎。何でも超直感と言えばとりあえず凌げると思いやがって。


「それに、雲雀ってばまだハヤトが妊娠したってことのショックから抜け切らないらしくて仕事でミス多いし。…ある意味リボーンのせいなんだから、責任取ってよね」


言いがかりだった。

けど、確かに雲雀のミスが多いのもまた事実で。


「…はぁ、分かった分かった。少しぐらいは責任とってやる」


そう、リボーンが言ったときツナの目が邪悪に光り、口元がぐにゃりと笑みの形に歪んだ。


「そう、じゃあ雲雀の分までの仕事頑張ってね!二人分になって、忙しくてちょっと育児休暇に入るの遅くなるかもしれないけどハヤトのところには雲雀もいるし、いいよね!」


笑ってそう言うツナに、リボーンは少し殺意を覚えた。

そしてその日の帰り。玄関まで戻ってくると迎えに来たハヤトと…今日から増えた同居人雲雀を見て。

…リボーンが少しだけため息を吐いたのは、ここだけの話。