午前五時
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「ねえリボーンさん。お話しましょうよ」

「お話?」

「ええ。今日…ではなく、昨日は朝しかお話してませんから。オレはリボーンさんとお話がしたくてたまらないんですよ」

「そうか」

「あ、でも…リボーンさんはお疲れですよね。すみません、オレ…」

「いや、別に構わないさ」


リボーンさんの優しい声色にくすぐられる。オレは嬉しくなる。

それからオレたちは、様々な話をした。


それは他愛のない話。何でもない話。

幸せな時間、掛け替えのない時間が緩やかに流れていた。


ああ―――もうすぐ5時だ。


目覚まし機能は今日も無駄に終わりそうだ。一体いつになったらオレはリボーンさんを起こせるのだろう。

などと考えていると、


空気が、変わった。