恋愛CHU☆
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「こ、こんな時間に開いてる歯医者さんなんてないですよー!」

「探してみないと分からないだろう」

「探さなくったって…」

「リボーン。一軒だけあったよ。今からでも受け付けてくれるって」

「きゅー!?」

「ああ、じゃあすぐに行くぞ。ハヤト、支度しろ」

「きゅー…きゅーきゅーきゅーきゅぅうううううう!!!」


…ハヤトはかなり涙目だった。


「諦めろハヤト。こういう治療は早め早めにしないと余計辛くなるぞ」

「きゅー…」

「それにしても…一体なんでいきなり虫歯なんかに…。ずっと僕が歯磨きチェックしていたっていうのに

「はぅ…そういえば、ハヤト…一日だけ歯磨きしないで寝ちゃったこと、ありました…」

「え?いつ?」

「きゅー、前、大雨が降ってお家に帰れなくなったときです。あの時リボーンさんとホテルに泊まったんですけど、その時…ハヤト疲れてて、歯磨きしなかったんです」

「ケーキ食ってたのにな」

「きゅー…」

「なるほど…ね。はぁ…ともあれ、早く歯医者行くよ」

「ううう…」


項垂れるハヤトを乗せ、リボーンと雲雀は連絡を入れた病院まで走った。