恋愛CHU☆
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「ツナの奴…あのタイミングであの話題を振るとは…どっかから情報仕入れやがったな…?本当に発信機でも付けてんじゃねぇだろうな…」
あの若さで会社を立ち上げ、しかも成功を収めている沢田綱吉。
そのせいか、黒い噂も後を絶たない。
たとえば…実は会社員みんなに発信機を付けていて、弱みを握り様々な裏活動をさせている、とか…
「まさかな…」
「きゅー…一体なんなんですか!?リボーンさんあのホテルの話になるとおかしくなります!ハヤトは心配です!!」
「ああなんでもない。気にするな」
「きゅー…」
「おやどうしたんですかハヤトくん。きゅーきゅー鳴いて可愛いですね」
「あ!骸さん!!お久し振りです!!」
「骸…お前ライバル会社の人間だろ?ぽんぽんとこんな所に来てもいいのか?」
「クハハ!まぁそう言わず…。それに今更じゃないですか」
「まぁな…」
骸はライバル会社のアイドルでありながらも、ライバルであるハヤトや敵であるはずの雲雀と馬が合うらしくちょくちょくとこうしてボンゴレに遊びに来ている。
「あ、そういえばハヤトくん…白蘭という人間を知っていますか?」
「白蘭さん?はい!知ってますよ!この間ドラマでご一緒しました!」
「そうですか…。ハヤトくん、あの男には気を付けて下さいよ…!!」
「きゅ!?え?何でですか!?」
「あの男…ちゃらんぽらんに見えて実際はかなりの白狸ですよ…!油断しちゃ駄目なんですよ!!」
「白狸って、なんだか弱そうだけどな」
「ええ、一見弱そうなんですけどその実強いんです…!なんて言ったってこの間、人気投票でまさかの逆転を許してしまいましたからね…!!」
「きゅー!骸さん負けちゃったんですか!?」
「ええ、うう、あそこの大食いバトルでもう少し僕が粘っていれば…!!」
「ヴィジュアル系が売りのお前が何色物系に参加してるんだよ」
「リボーンくん…残念ながら、これが現実というものですよ…。外見だけじゃ、食ってはいけないのです…」
「骸さん…」
「さて…僕はこれで失礼しますね。ハヤト、何度も言いますけど白蘭には気を付けて。最近何か嫌なことがあったらそれは全部白蘭のせいですから!!」
「どれだけお前そいつのこと嫌いなんだよ」
「き、きゅ!分かりましたですよー!!」
「分かるのかよ」
「はぅ…白蘭さん…まさかそんなに悪者だったとは!確かにドラマでも悪者です白蘭さん!!」
「骸も悪者だけどな」
「そういえばまた今度あの森で収録ありましたね!いつでしたっけ…?」
「ああ…そういえばもう少しだったな。いつだったか………」
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