恋愛CHU☆
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「はぅうっお疲れ様でした!」

「ああ。頑張ってたな、ハヤト」


仕事終わりにリボーンに頭を撫でられ、ハヤトはご満悦だった。


「白蘭さんという方とお知り合いになったんですよ!とてもいい方でした!」

「そうか。よかったな」

「はい!」


今回の撮影分が終わり、一度皆解散という流れになった。

本当なら数回分の撮影を一気にしたかったそうなのだが、夜中に天気が崩れるらしいので出直した方がいいとなったのだ。


「きゅー…お腹空きました…」

「そうだな…ここからだと自宅に着く頃には夜中だろうし、なんか腹に入れてから帰るか」

「きゅ!ご飯…!何食べましょうかリボーンさん!」

「この辺なら…ああ、オレの行き付けの店がある。そこに行くか」

「リボーンさんの行き付け…!?ど、どんな所でしょう!?」


ここだけの話、リボーンはかなりのグルメだ。生半可な店ではあまり入りたがらない。

つまり、そんなリボーンに毎日の食事を出している雲雀の腕は相当凄く、更に言えばあのハヤトの手料理を全て平らげるリボーンにはそれだけのを感じる。

…ともあれ、そんなわけでそのリボーンが行き付けするお店。

ハヤトは興味心身だった。

そして…リボーンの運転の先に着いたお店は日本古来といった感じの古風でこじんまりしている蕎麦屋…その名も「9代目」だった。