あなたへ贈る偽りの日々
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- 序章 -


お前は病にかかったんだと、生まれた時からの知り合いの白い医者に言われた。

その病を殺すことはもう出来なくて、ようはもう手遅れというやつで。

末期だと申告されても、年を明けるまで生きられないだろうと言われても…特にオレの心に揺らぐものは来なかった。

…思えば昔から無茶ばかりしてきたものだ。こうなるのも、ある意味当然か。

ひとまずその場でオレが望んだものは、二つ。

それは―――…