彼が警察官になったあと
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「おーい、リボーン」


定時過ぎになり、礼にと淹れられたコーヒーを飲むリボーンと獄寺の所にひとりの人間が来た。

彼の名はツナ。彼こそ獄寺をスカウトしたもう一人で、更にはこの組織で一番偉い人だったりする。


「何だツナ。渡した書類に不手際でもあったか?」


なんでもない風に言うリボーンの台詞に身を固くするのは獄寺。その書類というのは間違いなく自分が処理したものだろう。


「いや、そこは大丈夫だけど…いつものリボーンの書き方とまるで違うからさ。何があったのかと思って」

「獄寺にやらせた」


あ、それ言っていいんですか。固まったまま獄寺は思う。


「え!?リボーン何それ!!」


ああ、やっぱり怒られた。オレも怒られるんだろうか。


「獄寺くん!!」


「は、はい!すいません!!」

「オレのもやって!!」

「はい!」


………。


「…え?」