彼が警察官になったあと
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そしてその日、とある富豪の豪邸に一通の予告状が届けられた。最近街を騒がせている怪盗からの盗みの予告。

警察にも同じ予告状が届けられ警察は面子を懸けて豪邸に警備の人間を付ける。しかし不思議なことに予告状を届けられた人間は彼らを歓迎しない。

しかし盗みという犯罪を予告され、警察も黙って見ているわけにはいかない。"善意"によって警備員を配置する。

しかし彼らの奮闘も虚しく謎の怪盗は彼らを嘲笑うかのようにあっさりと目当ての物を盗んでみせた。そしてそのまま尻尾を掴ませることもなく逃げ果せる。

役立たずと罵る富豪に、しかし警察は冷静に告げる。



こちらの調度品は本当に素晴らしい。ですが…これは盗品ですね?



顔を真っ赤にさせて怒る富豪に更に別の警察が告げる。ところで昼間来ていたお客、あなたと一体どういうお関係で?

顔を青くさせる富豪。他にもいくつもの質問を浴びせられ富豪は追い詰められていった。