ある日のバレンタインデー
8ページ/全9ページ
「帰ったぞ」
「お帰りなさいリボーンさん!!!」
「パパお帰り!!」
帰宅したパパに、ママとリボーンちゃんが笑顔で駆け寄る。
「おい、あまり走るな。また転ぶぞ」
「だって…リボーンさんに早く会いたくて…」
「まったく、お前の腹の中には子供もいるんだから、もう少し落ち着け」
と、パパは愛おしげにママのお腹を見た。ママも幸せそうな顔をしてお腹を撫でた。
「あと、リボーンさん…これ…」
「ん?チョコレートか?」
「はい!二人で作ったんですよ!!」
「そうか…ありがとうな」
と、パパはリボーンちゃんの頭をやさしく撫でた。
リボーンちゃんははにかんだように笑った。
「パパだいすき!!」
と言って、リボーンちゃんはパパに飛び込んだ。
次
前
戻