ある日のバレンタインデー
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「帰ったぞ」

「お帰りなさいリボーンさん!!!」

「パパお帰り!!」


帰宅したパパに、ママとリボーンちゃんが笑顔で駆け寄る。


「おい、あまり走るな。また転ぶぞ」

「だって…リボーンさんに早く会いたくて…」

「まったく、お前の腹の中には子供もいるんだから、もう少し落ち着け」


と、パパは愛おしげにママのお腹を見た。ママも幸せそうな顔をしてお腹を撫でた。


「あと、リボーンさん…これ…」

「ん?チョコレートか?」

「はい!二人で作ったんですよ!!」

「そうか…ありがとうな」


と、パパはリボーンちゃんの頭をやさしく撫でた。

リボーンちゃんははにかんだように笑った。


「パパだいすき!!」


と言って、リボーンちゃんはパパに飛び込んだ。