獄寺くんの日常
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「獄寺氏ー!!」

「あ…?アホ牛…?」

「何してるんですか?」

「何って、散歩だよ、散歩」

「へぇー…一緒にいてもいいですか?」

「別に許可なんていらねぇだろ…好きにしろ」

「へへへー」

「…何ニヤニヤしてるんだよ……気持ちわりぃ」

「え?だって獄寺氏が傍にいるんですよ?喜ぶなって言うのは酷ってものですよ!!」

「はぁ…?どんな理論だよそりゃ……」

「それに二人っきりですし!」

「……とりあえず、二人っきりじゃねぇけどな」

「え?」

「こいつもいる」


ペコ。


「イーピン!って何獄寺氏の肩に乗ってるんですか!!」

「―…!-…―‥-…!!」

「こらアホ牛!何大人げねぇことしてんだ!止めろ馬鹿!!」

「-…‥――‥!」

「ちょっ…お前ら!」

「もー我慢出来ない!!エレットゥリコ……」

「――…-‥―!!」

「こらー!人の肩周辺で技使うなー!!」


――――――ずるっ


「え?」

「あ」

「―…!?」


「……っと、大丈夫か?イーピン」

「あー!いいないいなイーピン!獄寺氏にお姫様抱っこされて!!」

「ああ?落ちそうになったのを支えただけだろーが…って筒子時限超爆!?何でっ!?」


――ぽんっ


「あれ?何でゴクデラがイーピン抱きかかえてんの?」

「おお。丁度よかったアホ牛。こいつを頼む」

「え?」

「オレは逃げるから!じゃ!!」


イーピンが爆発したのは、その10秒後。


++++++++++

急いで逃げろ!!