ボンゴレの日常 伝言板編
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まぁそんなことがあってから、早くも数日が経って。
オレはまた、あの掲示板の前を通りかかった。
オレは今まで多忙で。寝る暇すらなくて。
だから、この場に来るまで数日前の出来事なんてすっかり忘れてて。
だからオレは、何の警戒もなしに、掲示板を見てしまった。
見た瞬間、オレの思考が停止してしまう。
――掲示板は、10代目の伝言が四重の線でこれでもかというほど消されていた。
そして、その下には二人分のメッセージがあって…
おいおい雲雀!ツナ!!オレの獄寺への愛のメッセージを消すだなんて、酷くねぇ!?
つーか夢でも非現実なことでも笑い事でもないっつの!!オレはマジの話してんだって!!
この件じゃないなら妥協も出来るけど、獄寺関連のことに対してはオレ、譲る気はねぇからな!
獄寺ー!今夜一緒に食事に行こうぜ!!晩頃オレの所に来いよなー!!
…上の馬鹿の戯言はともかく。綱吉、せっかくこの僕が掲示板に書き込んであげたのにいきなり消すなんて良い度胸してるよね。
ああでも、彼に関して譲る気がないって一点だけは、上のと同じ意見かな?全く、憎たらしい。
とりあえず。僕も彼のことを手放す気なんてないから。ま、分かってると思うけど。
隼人。今夜デートするよ。準備が出来たら、僕の所へおいでね。
「……」
えー…あー…っと?
…何でみんなが見る掲示板でオレは約束を取り付けられているんだ?
図らずもダブルブッキングとなってしまった今夜の予定。
どの道を通ったとしてもろくな目に遭わないであろう未来視に、オレは思わずため息を吐いた。
++++++++++
あーあ、見なきゃよかった…
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