獄寺くんにインタビュー あの人の事どう思ってるの編
1ページ/全8ページ


え?10代目ですか?

そりゃお慕い申し上げてますよ。オレの命を救ってくれた方ですし。

―――え、れ、恋愛感情的には…ですか?

それは…オレなんかが恐れ多いというか、相手がオレなんかで良いのかなというか。

だってオレ喧嘩っ早いし 不器用だし 料理出来ないし 手とか結構傷だらけだし。

………女じゃ、ないし…

………。


「あー…獄寺くんってば可愛いなぁもう!!」

え?10代目!?今の聞いてたんですか!?どこからですか!?

「最初からだよ!…ていうか獄寺くんそんなこと気にしてたんだ!?オレ全然気にしてないのに!」

…そうですか?でもオレ……

「でもも何もないの!オレがそうだって判断したんだから獄寺くんはもっと自信持つ!!」

はぁ…

「オレの言うこと、そんなに信じられない?」

信じられないといいますか、申し訳ないといいますか…

「………」

だって、10代目はきっとオレに出会わなければ今でも笹川京子のことが…

「獄寺くん!!」

は、はいっ!?

「オレ獄寺くんがそういう人だって知ってるから、今こんなこと言っても仕方ないって分かってるけど。あえて言うよ?」

…?はい。

「オレ獄寺くんに逢えてよかったって思ってるし、オレもう獄寺くんなしの人生なんて考えられないんだから」

……10代目…

「これはオレ一人が思っても駄目なことだから。獄寺くんにも、いつか同じこと言わせてみせるからね?」

え?…10代目、それぐらいでしたらもう叶いますよ?

「え?」

だってオレも10代目に逢えてよかったって思ってますし、10代目なしの人生なんて考えられませんから。

「…っ ご、獄寺くん…」

はい?

「どーしてキミはそんなこと平気で言えるかな!いや意味が分かってないからだろうけど!!」

え?え?なんですか?何の話ですか?

「獄寺くんが可愛いって話!ああもう駄目!獄寺くんごめん、ちょっと押し倒させて!!!」

え、ちょ、じゅうだいめ―――


++++++++++

わーーーーー!!