獄寺くんにインタビュー あの人の事どう思ってるの編
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ん?雲雀?オレがあいつをどう思ってるかって?

そうだなー…。やっぱり変な奴、かな。

だってあいつ、よくわかんねーけどオレのこと好きらしいし。

や、駄目だろ無理だろありえねーだろ。だってオレ男だぜ?

それにオレ煙草吸うしよくサボるし態度最悪だし。

そんな奴と付き合っても、あいつの信頼が落ちるだけっていうか…


「へぇ…僕の事心配してくれてるんだ?」

…雲雀?なんでこんなところにいるんだよ。

「いや、キミが僕の事をどんな風に思ってるか知れるって聞いてね。ちょっと立ち聞き」

悪趣味。

「ごめんごめん。でも少し興味深い結果で僕としては満足かな?」

………。

はいはいそんなに睨まない。悪かったって。

本当にそう思ってるのか…?

「思ってるよ?まるで予想外の展開に驚いてもいるけど」

予想外?

「てっきり、嫌われてるんじゃないかって思ってたから」

…別に嫌っちゃいねぇよ。何でだ?10代目を攻撃したからか?

「まぁね」

そりゃ10代目を殴った事は許せねぇけど、でもその10代目が気にしてないならオレがとやかく言うつもりはねぇよ。

「ふーん…」

それにお前、リボーンさんが認めるほど強いし、学校っていう集団施設の長みたいなもの率先して勤めてるし…結構、認めてる。

「………」

だからむしろ、オレの方が嫌われてるんじゃないかって…

「え?なんで?」

だってオレ、初めに言ったみたいに不良だし。知らなかったとはいえ、お前のテリトリーに足を踏み入れちまったし…

(そんなこと気にしてたんだ…馬鹿だね)

そんなオレにお前が好意持つなんて…思わねぇだろ?

「…ごめん隼人。キミ可愛いすぎ」

へ?ちょ、ひば…

「話の続きは応接間で聞くから。とりあえず行こうか」

え?ちょっと待て、おい―――

「…あ、一応言っとくけど、今から二時間ぐらい応接間には誰も近寄らないでね?」

ぱたん。


++++++++++

雲雀、なんで鍵締めんの?