獄寺くんにインタビュー あの人の事どう思ってるの編
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跳ね馬?…いけすかねぇ奴。

てか、年上はみんないけすかねぇって思ってるけどな。オレは。

…うっせぇよ。何があったって、何でも良いだろもん。

年上の奴は…特に大人って奴は信用ならねぇ。

別に恨んじゃいねぇけど…あれは騙されたオレが悪いし……

あー、なんか腹立ってきた。つーか大人見たらなんとなく思い出しちまうんだよ!

だからあいつは嫌いだ。あいつが悪いってわけじゃねぇけど…でもどうしても駄目なんだ。


「なんだお前、別にオレが嫌いってわけじゃなかったのか」

――跳ね馬?なんでお前、こんな所に…

「どうだっていいじゃねぇかそんなこと。それより、さっきのは本当か?」

………あ?

「お前がオレを嫌っているのは。オレを見るとお前を騙した奴を思い出すから」

そうだよ。

「そっか…なら、オレにもチャンスがないわけじゃないだな…?」

?何の話だ?

「長期戦は得意じゃないんだが…まぁいいか。これも試練だと思って」

…跳ね馬?聞こえてないのか?

「んじゃ、方針が決まったのなら…スモーキン」

お、おう?

「辛いかもしれないがお前を騙した奴の情報をくれ。オレが始末してやる」

………は?なんだいきなり。つーかそんな細かいとこまで覚えてねぇし。

「そこを何とか」

いやいや何とかじゃねぇよ。無茶言うなよ。

「よし分かった。じゃあオレと大人の付き合いをしよう。それできっと思い出す」

いや。意味が分かんねーよ。

「いいからいいから」

うわ、こら…ひっぱんなー!


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どこ連れてくつもりだ、この馬鹿!!