獄寺くんにインタビュー あの人の事どう思ってるの編
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山本…?
別に、どうとも思ってねぇよ。
オレはマフィアで、あいつはただの一般人。
もともと会うはずがなかったんだ。だからどうとも思っちゃいけねぇ。
…でも。
もしもオレが、ただの日本人として生まれてきて、あいつと会ったなら。
――きっと、一番のダチに…なれた気がするな……
「そいつは光栄」
って、山本…今の、聞いてたのかよ。
「途中からな。うん、それにしても良かった」
はぁ…?何が。
「流石のオレも、ガキの頃から獄寺のこと知ってたらダチ以上の関係なんて持てなかったと思うし」
………?どういう意味だ?
「そのまんまの意味。…あー、でもオレ獄寺ならガキの頃からの付き合いでも好きになってたかもなー」
寝言は寝てから言うものだぞ山本。
「だからオレは本気なんだって獄寺ー!」
はいはい。分かった分かった。
「獄寺ー、信じてくれよー!」
…信じねぇよ。
「獄寺…?」
信じたら、別れるとき辛くなるだろ?
「別れなんて…」
オレはいつかイタリアに帰る。それはもう決まっていることだ。
「だったらオレも…!」
お前は来るな。…お前には、似合わない世界なんだよ。
「―――でも、ツナは一緒に行くんだろ…?」
あ?
「あの小僧も、金髪の兄ちゃんも、そういえば雲雀も計画表立ててた…」
お、おい…山本?
「三浦も未来はイタリアにいるとか何とか言ってたし…――は、そういえば牛もイタリア出身だっけ!?」
や、山本!落ち着け!!
「なのに何でオレだけいけねぇんだよ獄寺ー!!うわああああああん!!」
山本、ちょ、お前どこに行く気だー!
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ああもう、待ちやがれ!!
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