獄寺くんの日常 冬編
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「山本あったかい…」

「お、おう (や。やばい。幸せすぎて。死ぬ)」

「――ちょっと、何してるの」

「…雲雀?」

「お、先輩。いや獄寺が寒いって…」

「ふーん…つまりキミはカイロ代わりに使われてるんだね」

「…あぁ、羨ましいかい?」

「ふん、…ねぇキミ、その男よりも、僕の方が温かいよ?」

「……ホント?」 (ふらふらふら〜)

「っ!?獄寺!?戻って来い!!」

「ホントだ…あったかい…」

「当然だね」

「獄寺!騙されるな!!お前そいつがツナに何したのか忘れたのか!?お前一体どっちの味方だ!!」

「ん〜…?」


「……」

「……」


「あった、かいほう…」 (すりすり)

「わお。キミがこんなに積極的になるなんて…冬は、良いね」

「獄寺ー!!」

「雲雀あったかい…」 (すりすり)


++++++++++

ふ…学ランは前が開ける分温かいのさ。