獄寺くんの日常 冬編
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「…雲雀。どこ行くの?」
「応接間。あそこなら暖房も利くし…ああ、でもキミと離れたくもないし…どうしようかな」
「…だめ。教室、行く…」
「駄目。もうキミを離さない」
「コラコラ。何ガキが生意気言ってんだ?」
「…医者。一体何の用?」
「…シャマル?」
「おー、シャマルだぞ隼人ー。ほらこっち来い。あったけぇコーヒー淹れてやるよ」
「シャマルの、コーヒー…」 (ふらふらふら〜)
「――ちょっと。キミ一体どっちの味方なの」
「くくく。止めとけ坊主。冬の隼人はあったかい方の味方だ。お前さんの学ランより、オレの白衣の方が暖かい」
「く…っ」
「シャマルー」 (すりすりすり)
++++++++++
お前の敗因は…己の体温の低さ、さ…
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