10代目は苦労性編
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「えーと…あ、いたいた獄寺くんー!」

「…あ!10代目ー!!」

「久しぶりー!会いたかったよ獄寺くん!!」

「オレもです10代目。イタリアにいるときもずっと10代目の安泰をお祈りしていました!」

「オレもだよ。獄寺くんが悪漢に襲われないようにってそれはもう毎日毎日…」

「―――ていうかお前らオレを無視するなよ」

「あ。なんだディーノさん。いたんですか

「最初からいるっつの。スモーキンと一緒にゲートから出てきただろ」

「あ、すいませんー。オレ、獄寺くんしか見えてなかったんで

「…ああ、なんかツナが冷たい。最初はオレにあんなに憧れの眼差しを差していたのに…!」

「物の見事に最初だけでしたね

「え?10代目跳ね馬にそんな態度を取っていた時期があったんですか?」

「うん。すぐに見切りをつけたけどね

「流石です10代目!颯爽と跳ね馬を超えたんですね!」

「んー…ていうかディーノさん獄寺くんを知っていたから…」

「へ?」

「ああ、なんだこいつも獄寺くん目当て出来たのかよってね…」

「いやお前、確かにオレはスモーキンを知っていたがオレはリボーンに言われてだな…」

「本当にそれだけなんですか?」

「……………」

(は、跳ね馬が黙り込んだ!?)


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図星ですか。ディーノさん。