10代目は苦労性編
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(…ん?なんか向こうからいやな気配が―――…って)

「ちょ、何なんだよお前」

「そんなつれないこと言わないで下さいよ。クフフフフ


「―――てんめぇーオレの獄寺くんになんばしよっとかゴラァ!!!(ドガァ!!!)


「じ、10代目!?ドロップキックで登場だなんて今日も色々素っ飛ばしてますね!

「うん、獄寺くんの貞操とか色んなものが懸かってるからね!いつでも死ぬ気さ!!

「クフフフフ。この身体借り物なんですよ?みーくんのママに怒られてしまうではないですか」

「うるさいよ!お前獄寺くんが何も知らないと思って付け込みやがって!イタリアに帰れ!!」

「クフフ。なにを仰っているのやら。僕はその辺に転がっているような人畜無害な子供ですよ?人違いでは」


「この世界にクフフ笑いをする奴は何人も要らないんだよ…!一人いればそれで十二分なんだよ!!


「…あの。10代目」

「ん?なに獄寺くん」

「さっきからの言葉を聞いていると…そいつ、危険な奴なんですか?」

「危険も何も六道骸だよ。パイナポーだよ」

「ええぇぇぇええええ!?」

「…ていうかえ?獄寺くんそんなに驚いて…え?何かされちゃったの?」

「………」

「ななな、なんで照れてるの!?なんで顔赤いの!?…おい骸!お前オレの獄寺くんに何したんだよ!!」

「クフフ。そんな対したことは。ただ戯れに肌と肌を重ね合わせただけですよ


「な―――!?」


(…いや、ただ単に頬にキスされただけなんだけど…)


++++++++++

オレの獄寺くんが傷物にー!!