10代目は苦労性編
6ページ/全10ページ
(…ん?なんか向こうからいやな気配が―――…って)
「ちょ、何なんだよお前」
「そんなつれないこと言わないで下さいよ。クフフフフ」
「―――てんめぇーオレの獄寺くんになんばしよっとかゴラァ!!!」(ドガァ!!!)
「じ、10代目!?ドロップキックで登場だなんて今日も色々素っ飛ばしてますね!」
「うん、獄寺くんの貞操とか色んなものが懸かってるからね!いつでも死ぬ気さ!!」
「クフフフフ。この身体借り物なんですよ?みーくんのママに怒られてしまうではないですか」
「うるさいよ!お前獄寺くんが何も知らないと思って付け込みやがって!イタリアに帰れ!!」
「クフフ。なにを仰っているのやら。僕はその辺に転がっているような人畜無害な子供ですよ?人違いでは」
「この世界にクフフ笑いをする奴は何人も要らないんだよ…!一人いればそれで十二分なんだよ!!」
「…あの。10代目」
「ん?なに獄寺くん」
「さっきからの言葉を聞いていると…そいつ、危険な奴なんですか?」
「危険も何も六道骸だよ。パイナポーだよ」
「ええぇぇぇええええ!?」
「…ていうかえ?獄寺くんそんなに驚いて…え?何かされちゃったの?」
「………」
「ななな、なんで照れてるの!?なんで顔赤いの!?…おい骸!お前オレの獄寺くんに何したんだよ!!」
「クフフ。そんな対したことは。ただ戯れに肌と肌を重ね合わせただけですよ」
「な―――!?」
(…いや、ただ単に頬にキスされただけなんだけど…)
++++++++++
オレの獄寺くんが傷物にー!!
次
前
戻