10代目は苦労性編
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「ん…獄寺くんの靴がある。遊びに来てるのかな?」
「あらツナ。獄寺くんならお父さんの所にいるわよ」
「…親父の所に…?」
「獄寺くんー?って…」
「そ、そうなんですか!?」
「ああ。そういう奴なんだツナは」
「どういう奴なんだよオレは」
「は!?じゅ、10代目!?」
「え…うん、オレだけど獄寺くん…どうしたの?親父の背中に隠れちゃって」
「ななななな、なんでもないですよ!?ええなんでもないですとも!!」
(そういうのならその身体の震えをどうにかして欲しいんだけど)
「…親父。獄寺くんに何言ってくれやがったのかなぁ?」
「んー?ツナは好きな子は縛り付けて拘束して束縛して地下室の金庫の中に閉じ込めておくタイプだって」
「どんなタイプだよそれ!!」
「じ、10代目…」
「ああうん、獄寺くん無理しなくて良いから。そんながくがくぶるぶる震えないで良いから」
「オレ…10代目がそういう性癖の持ち主でも受け入れて見せますから…!でも今はちょっとだけ待って下さい!!」
「いや!ていうかオレそんな趣味は無いから!!」
「…そうなんですか?」(涙目+上目遣い)
「…………………………」
「?10代目?」
「―――――ホ、ホントウダヨ?」
「なんで明後日の方向見ながら言うんですか10代目ー!?」
++++++++++
10代目が怖い!怖すぎです!!
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