保父獄の日常 園長が帰ってくるまで編
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「せんせー!獄寺せんせー!」

「ん?ツナか…ってああほら、そんなに走るな。危ないぞ―――って、」

「うわあ!?」

「…っと、言った傍から躓いて…大丈夫か?怪我してないか?」

「う、うん。先生が抱きとめてくれたから…ありがと。獄寺先生」

「ああ…」

「…………」

「……なぁツナ。そろそろ離れないか?」

「…やー!オレずっと獄寺先生と一緒にいるのー!」

「はいはい。教室まで連れてってやるから着いたら離れろよ」

「やだー!教室までと言わず墓の中まで連れてってよー!」


「幼稚園児とは思えねぇ台詞だなおい」


「オレずっと獄寺せんせーといるのー!オレ獄寺せんせーと結婚するのー!!!」

「あー、オレ既に売却済みだからそれはちょっと無理だな」

「えー!…じゃあ奪うもん!力尽くで奪ってー!そしてオレの花嫁になってもらうのー!」

「…お前、意外と逞しいよな」


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だって逞しくないと先生奪えないし。