保父獄の日常 園長が帰ってくるまで編
1ページ/全6ページ
「せんせー!獄寺せんせー!」
「ん?ツナか…ってああほら、そんなに走るな。危ないぞ―――って、」
「うわあ!?」
「…っと、言った傍から躓いて…大丈夫か?怪我してないか?」
「う、うん。先生が抱きとめてくれたから…ありがと。獄寺先生」
「ああ…」
「…………」
「……なぁツナ。そろそろ離れないか?」
「…やー!オレずっと獄寺先生と一緒にいるのー!」
「はいはい。教室まで連れてってやるから着いたら離れろよ」
「やだー!教室までと言わず墓の中まで連れてってよー!」
「幼稚園児とは思えねぇ台詞だなおい」
「オレずっと獄寺せんせーといるのー!オレ獄寺せんせーと結婚するのー!!!」
「あー、オレ既に売却済みだからそれはちょっと無理だな」
「えー!…じゃあ奪うもん!力尽くで奪ってー!そしてオレの花嫁になってもらうのー!」
「…お前、意外と逞しいよな」
++++++++++
だって逞しくないと先生奪えないし。
次
戻