保父獄の日常 園長が帰ってくるまで編
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「教官ー!隼人教官ー!!」

「この呼び方はバジルか…そんなに走ってどうしたんだ?って、」

「とぅ!!」

「うぉ!?」

「やりました!隼人教官ゲット!なのであります!!」


「人を押し倒しておいて言う台詞がそれかよ」


「だって拙者、隼人教官が大好きなんです!好きな人とはずっと一緒にいたいではないですか!!」

「バジル…」

(―――まぁ、こいつらの暴走もオレを想ってくれての事だったら可愛いと思える…かな?)

「それに隼人殿は言われたことをすぐに信じてしまうので、一体いつどこの馬の骨に誑かされてしまうか分かりませぬ。故に拙者が娶りたいと思います

(…なんでオレは幼稚園児にそこまで言われなくちゃならねぇんだ?)


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でも事実、その通りでありますし。