不思議の国の獄寺くん
3ページ/全8ページ


「「なんでもない日万歳!!」」


「まった飛んだなぁ」

「おー!隼人じゃないか!なんでもない日おめでとう!!」

「めでたいのはなんでもない今日じゃなくてお前らの頭の中だろ…」

「はっはっは。手厳しいなぁ隼人は」

「つーか話飛びすぎだろ。変な花とか煙草芋虫とかイっちゃった目のドードーとかおかしな双子とかオールカットかよ」

「意外に知ってるんだな。順番バラバラだけど」

「うるせぇ」

「まぁ良いや。茶でも飲んでけ隼人」

「いらねぇ…」

「ケーキもあるぞ隼人」

「だからいらねえって…」

「なんと今ならクッキーもついてくるぞ!!」


「嫌がらせか?」


「そう邪険にするなって隼人ー。毒なんて入ってねーから」

「当たり前だ!ていうかオレはこんな所で時間喰ってる暇はねーんだよ!!」

「まーまー。少しは付き合っていけって。そう、今日はなんでもない日!めでたい日なんだ!!」

全然めでたくないから。ていうかもしかして酔ってるのか?」

「ばかやろー!酒もないのに酔えるか!でも出来れば酔いたい!!」

「確認の必要もなかったな。酔ってるな。間違いなくお前ら酔ってるよな」

「まーまー。いいんじゃねぇの酔ってても。今日はめでたい日だし誰の迷惑にもなってないし」


「オレの迷惑になってるっつの」


「オレたちを見捨てるな隼人!」

「うぜぇ…」

「あとオレらの老後は頼んだ!!

「知らねぇし!!あとお前らの人生計画にオレを巻き込むな!!!」


「「なんでもない日万歳!!」」


「黙れこの酔っ払い共ぉぉぉおおおおおお!!!」


++++++++++

なんでもない日万歳!!