ボンゴレ研究員パラレル
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「…それで、リボーンは…その様子からすると今日は駄目だったみたいだね…」

「え?なんで分かったんですか?確かにリボーンさん色々試されていたんですけど効果なかったです」

「まぁ獄寺くんの顔見れば大体ね…」

「はい?」

「何?リボーンはそんなに…可愛いの?」


「もちろんです!!」


(しまった変な地雷踏んだ…!)

「…あの…小さな身体でたくさん動こうとしてとてとて歩いてるところとか!」

「…本人かなり辛そうだったけどね」

「それにつられてずるずると引き摺られていく白衣の裾とか!!」

「…本人かなりうざったそうだったけどね」

「高い所にある本とか取れなくてぴょんぴょんしているところとか!!」

「結局梯子使ってたよね」

「欲しい本を無事に取っても意外に重かったらしくちょっと驚いてるところとか!!」

「最終的には籠用意してその中に無造作に落としていったよね」

「はい!しかも最終的にはオレが運びました!!リボーンさんごと!!」

「オレそのときのリボーンと目が合ったけど…苛立ちからか今にも殺さんばかりの殺気を放ってたよ」


「可愛いですよね…!」

「…そうかなぁ…」


「そうですよ!もうオレある程度先立つものが出来たらここ辞めて保父になろうかと思ったぐらいですから!」

「研究員から保父へのまさかの転職だね」


「はぁ…リボーンさん…あの怖いリボーンさんがあんなにも可愛らしい姿になるなんて…!」

「ってそういえばそのリボーンはどうしたのさ」

「…あはは…研究室に引き篭もってます」

「獄寺くんは一緒にいなくて良いの?」

「それが…」

「?」

「実験が上手くいかなくてちょっぴり落ち込んでるリボーンさんが可愛らしくて…つい後ろから抱き締めて頬ずりしたら「出てけ」って追い出されてしまいました」

「………少しは相手の気持ちも汲もうよ…」

「あはははははははは…つい。…さて、そろそろ行かないと…あんなに小さい子をいつまでもひとりにしてはおけませんからね」

「あー、うん。頑張ってね。お疲れー」

「はい。お疲れ様です、10代目」


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ちなみに他のメンバーもちゃんといます。