ボンゴレ研究員パラレル
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「リボーンさん」
「…出ていろと言ったはずだが?」
「あはは…先程はすいませんでした。でも少しぐらいならともかく、リボーンさんを一人には出来ませんよ」
「オレがこんななりだからか?」
「まぁそれもありますけど…それだけじゃないですよ」
「…?」
「あなたの傍で、あなたの補助をするのがオレの役目だからです」
「………」
「と言いますかリボーンさん、一体いつまで落ち込んでいるんですか?」
「あ?」
「全然リボーンさんらしくないです。いつもの傍若無人で自分勝手で自由気ままなリボーンさんはどこ行っちゃったんですか?」
「随分な言いようだな…」
「ええ。だってオレ、今のリボーンさんよりもいつものリボーンさんの方が好きですから」
「………」
「…ですから…その、元気出して下さいよ。ほら、いつまでもその姿でいてもオレがリボーンさんの面倒見ますから!」
「…お断りだぞ」
「リボーンさん」
「お前にそこまで手間かけられてたまるか。とっとと元に戻る研究をするぞ。…精々扱き使ってやるからありがたく思え」
「…はい!」
「―――獄寺。その液体を少しずつ入れていけ。慎重にだぞ」
「はい…」
「…で、オレはこっちの……ん?」
「どうなさいましたか?リボーンさん」
「………何故かお前が今手にしているはずの薬品がここにある」
「二つ用意してたんですか?」
「そうだと良いんだが…獄寺。鍋の中はどうなってる?」
「えーと……」
「………」
「……………」
「……………どうした」
「なんか…形容し難いことになってます」
「無理矢理形容してみろ」
「今にも爆発しそうです」
「―――伏せろ!」
「リボーンさん!?」
++++++++++
リボーンさんは小さな身体で獄寺くんを庇いました。きゅー!
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