ボンゴレ研究員パラレル 第二部
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「…状況を整理するけど」
「…はい」
「身体が小さくなってしまったリボーンが元に戻ろうとした結果、代わりに獄寺くんが小さくなってしまったんだね?」
「結果的にはそうだな」
「ううう…リボーンさん、元に戻して下さいよう…薬の調合、覚えてらっしゃるでしょう…?」
「……………」
「なんで目を逸らすんですかリボーンさん」
「いや、まぁ覚えてはいるが…獄寺」
「はい」
「お前元に戻ったら、真っ先に何をするつもりだ?」
「それはもちろん、今一度小さくなる薬をリボーンさんに使いまして気の向くままハグやら写メやら…」
「誰が戻すか」
「わー!冗談です冗談!!嘘ですすいません戻して下さい!!」
「…はぁ、まぁ戻すも何も暫くはどうしても無理なんだけどな」
「え…?」
「薬が足りん。補充が来るまではそのままだな」
「えー!?」
「…あのー、ちょっと良いかな」
「なんだ?さっきから黙っていたツナ」
「好きで黙ってたんじゃねーよ!…ともあれ、暫くはその小さくて可愛い獄寺くんとの夢の生活が送れるわけ?」
「夢があるかどうかは知らねーがな」
「ていうか可愛いとか何のお話ですか…?」
「うん、で、も一つ聞いて良いかな…」
「なんだ」
「…なんでリボーンてめー獄寺くんを抱っこしてるんだよゴラ!!オレにも抱っこさーせーろー!!」
「馬鹿かお前。こんなガキ少しでも目を放してみろ。死んでるだろ」
「死!?」
「お前どれだけすざましい幼少時代送ってきたんだよ!?」
++++++++++
きっと殺伐な幼少時代を…
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