ボンゴレ研究員パラレル 第二部
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「獄寺くん元の姿に戻ったんだっけ?」
「ああ。昨日な」
「そうか…あの可愛い愛しい萌えな獄寺くんともとうとういよいよ会えないのか…」
「あれだけ写メ撮っておいてまだ足りないのか」
「当然だよ!今日の獄寺くんは昨日の獄寺くんより新しい獄寺くん!!ああ可愛い!!」
「叫ぶな気違い」
「それで、その獄寺くんは?」
「ああ、久しぶりの外出に出ているぞ。今までの姿だとパニックを招くからっつってずっと引き篭もっていたからな」
「そっかー…確かにずっと地下に篭っていたら気も滅入るしね」
「と、噂をしたら。だ。獄寺が前から来るぞ」
「本当だ。…おーい、獄寺くん…って、ん? なんか様子おかしくない?」
「腹押さえてるな。体調でも崩したか?」
「獄寺くん…どうしたの?」
「え…あ、10代目にリボーンさん。こんにちは。…どうしたって、一体なんのお話です?」
「腹押さえてるだろ。って言うか………腹膨れてるな」
「本当だ…え? どうしたの?」
「え!?えぇっとえっと…そのこれは………は、孕みました…!!!」
「はら!?」
「お前どれだけ生態系崩すつもりだよ」
「そんなことどうでも良いよ!え?相手は!?相手は誰なの獄寺くん!!」
「ふぇ!?あ、相手…!?」
「そうだよ!獄寺くんとのそのお腹の子の父親は誰なんだ獄寺くん答えろ獄寺くん!!!」
「えっとえっとえっとー…相手はリボーンさんです!!!」
「なにーーー!?」
「オレ?」
「ちょ、リボーンこの野郎!!一体いつ獄寺くんと寝たんだ!!」
「…獄寺と寝るようになったのは獄寺が子供になってからだが」
「幼い子供に手を出したのか!!なんて奴だ!この変態!何のためにオレはずっと我慢していたんだ!!」
「………うるさいお前黙れ」
「ぐふ…っ!?」
「り、リボーンさん!?10代目に今何を!?」
「さぁ。疲れが溜まってんじゃねーのか?それはそうと…獄寺」
「は、はい…」
「その腹の中身はなんだ?」
「ですから…その、」
「…にょおん」
「あ、こら…!出ちゃ駄目だ!」
「…ねこ?」
「あ…その、捨てられていて、ですね…」
「ここは動物禁制だぞ」
「分かってます…けど、」
「にょーん」
「あ、こらお前リボーンさんの足に擦り寄るな!!」
「…やれやれ」
「ぁ…リボーンさん、そいつを…どうするつもりで?」
「どうするってお前…そりゃ、」
「す、捨てるんですか…!?待って下さいリボーンさん、捨てるならオレを捨てて下さい!!」
「意味が分からん」
「リボーンが獄寺くんを捨てる!?え、ならオレが拾うけど!?」
「うぜぇのが復活したな…てか、捨てねぇよ」
「ってリボーン?その手に持ってるねこ…なに?」
「オレと獄寺のガキ」
「リボーンと獄寺くんのどっちがねこの因子持ってるの!?」
「リボーンさん…! オレ、嬉しいです!!」
「待って!? オレを置いて話進めないで!?オレが寝てる間になにがどうなったの!?え!?てかもう出産!?」
++++++++++
リボ獄の愛の結晶誕生☆
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