ボンゴレ研究員パラレル 第二部
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「ここが…リボーンさんのお部屋…」
「朝も来てただろ」
「いや、来ましたけど……まさかまた来ることになろうとは…」
「きょろきょろしても、珍しいものなんてねーぞ」
「いえ、充分珍しいですよ。色んな本があります」
「読みたいのがあれば、読んでて良いぞ」
「それはとても魅力的な提案なんですけど…くぁ……今は…眠くて…」
「そうか。なら寝ていろ」
「はい…。って、リボーンさんは…?」
「オレは仕事だ。暫く掛かるから先に寝ていろ」
「………はい、ではお言葉に甘えて…おやすみなさい、リボーンさん」
「ああ」
(―――ん…あれ…。今…何時?…三時…?)
(でも…オレひとり…?リボーンさんは…?)
(…リボーンさん…?)
「―――って、いた…」
「zzz…」
「リボーンさん…なんでベッドじゃなくて机に突っ伏して寝てるんですか…」
「zzz…」
「そういえば昨日の朝来た時もリボーンさんここで寝てたな…いつもそうなのかな…」
「zzz…」
「ともあれリボーンさんー、起きて下さいー。こんな所で寝てたら風邪引きますー!」
「…ん?なんだ獄寺。もう朝か?…その割には暗いな。太陽でも爆発したか」
「何寝惚けてるんですかリボーンさん。…寝るなら机じゃなくて、ベッドで寝て下さい」
「…別に、オレはここで構わん」
「オレが構います!リボーンさん机は寝るところじゃないです!」
「オレにとっては机がベッドなんだ」
「なに言ってるんですか!」
「…つーか、オレのことは気にしないで良いから大人しく寝ていろ獄寺」
「気になりますって!…ああ、じゃあ、あれです」
「?」
「あの大きなベッドは、小さなオレには少し寒いんです。なのでリボーンさんが温めて下さい」
「面倒臭いな」
「…そうしてくれないと明日10代目たちに「リボーンさんに虐待された」って。言います」
「………そっちの方が面倒臭そうだ。…分かった。獄寺」
「はい!」
++++++++++
リボーンさんは夜働くタイプ。
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