獄寺くんの日常 春編
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「zzz…」
「……」
「んー…」
「…あー、笹川。お前獄寺起こせ」
「お断りします。先生」
「…お前――そんなキャラだったか?」
「こんなに可愛い寝顔…もとい、こんなに気持ち良さそうに寝ている獄寺くんを起こすことなんて出来ません」
「しかしだな…」
「先生少し黙ってて下さい。獄寺くんが起きたらどうしてくれるんですか」
「…まぁ、良い。じゃあこの問題を――黒川。答えろ」
「嫌です。先生」
「…一応聞いておくが…なんでだ?」
「今あたし、獄寺の寝顔の動画を取るので手一杯なんです。授業が終わった後でよろしければお答えしますが?」
「答え分かってんのかよ…!」
「花ちゃん、あとで回してね?」
「もち。任せといて」
「…もう好きにしろ…」
キーンコーンカーンコーン
「ん…ふぁ…」
「おはよう、獄寺くん」
「ん?笹川…ああ、おはよう」
「やっぱり獄寺は寝起きが一番色っぽいわね…じゃあね京子。またあとで」
「うん、楽しみにしてるから」
「…何なんだこのクラス…」
「ふあ…」
++++++++++
あー、ねみぃ。
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