リボ獄がくっつくまで
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オレの名前は獄寺隼人。
普段は日本で学生を振舞っているが、その正体はとあるマフィアの一員だ。
そんなオレは現在絶賛恋焦がれというか、恋煩いというか…恋してるというかむしろ愛している方がいます。
その人の名は………リボーンさん。
見た目はスーツを着ているだけのとても可愛らしい赤ん坊だが、この人を見た目どおりに見てはいけない。
強く、博識で冷静で渋くて人脈もあって。どんな時でも頼りになるリボーンさん。
ああ…好きです、好きです。大好きです。
けれど、オレは…この想いをリボーンさんに伝えるつもりはない。
オレとあの人の関係はあくまで教師と教え子なのだから。
あの人はオレのことなど、最初からそんな対象で見てないのだから。
オレは今の現状で満足している。
そりゃあ、欲を言えば。叶うのならば、オレだってリボーンさんと……
でも変なことを言って、この関係を壊したくはない。
ただ、この溢れんばかりの想いが時に爆発しそうな時もあって。
そんな時、オレは……
「………って10代目聞いてます!?」
「あー…はいはいはいはい聞いてる聞いてる…」
「なら良いんですけど…でですね、昨日リボーンさんを見かけたんですけどリボーンさん本当に渋くって…!!!」
(あれはただ歩いてるだけだったような…てかその時オレも隣にいたはずなんだけど)
「………って10代目聞いてます!?」
「あーはいはいはいはい聞いてる聞いてる!!!」
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うざい獄寺くん。
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