『何か』を失ったリボor獄
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『腕』を失った『リボーン』
どれだけその身が不自由になろうとも、リボーンは不満を漏らすことはない。
例え腕がなくなり引き金を二度と引けなくなろうとも。
例え腕がなくなり恋人を二度と抱きしめられなくなろうとも。
彼は不満を漏らすことはない。
そんなの、まるで重要ではないというように。
こんなもの、なくても良いんだ。というように。
彼にとっては腕の一本や二本、なくなったところでとりわけ騒ぐようなことではないらしい。
良いんだ。と、彼は言う。
あいつを守れたから、代わりに腕がなくなっても平気なんだ。
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平気なんだ。
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