『何か』を失ったリボor獄
2ページ/全10ページ


『足』を失った『獄寺』


「あなたの隣に立てないこと。それが一番悔しいです」

彼は苦笑して、隣に座る恋人にそう告げた。

「あなたと一緒に歩けないこと。それが一番悲しいです」

彼は俯いて、隣に座る恋人にそう告げた。

「あなたと任務に就けないこと。それが一番残念です」

彼は寂しそうに、隣に座る恋人にそう告げた。

「あなたと共に行けないこと。それが一番無念です」

彼は少しだけ辛そうに、隣に座る恋人にそう告げた。


「だけど、あなたが無事だったことは、一番嬉しいです」


彼は自分が庇った恋人が五体満足なのを確認するとにこっと笑った。

今まで黙っていた恋人から拳骨が飛んできた。


++++++++++

痛いですリボーンさん。