『何か』を失ったリボor獄
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『声』 を失った 『リボーン』
元々無駄口を叩かないリボーンは、今まで以上に行動で意思を示すようになった。
生徒がたるんでいると思えば、叱咤ではなく銃弾を飛ばし、
指示が甘いと思えば、自ら手本を行動して見せ、
死地に味方がいれば、襟首掴んで引き摺り出す。
寡黙なヒットマンとして、彼は更に名を上げた。
それは恋人の前でも変わりはなく。
「ねぇ、リボーンさん」
恋人の甘い囁きに。
「オレのこと、どう思ってます?」
恋人の甘える一声に。
リボーンはいつものように行動で想いを示す。
恋人の唇に、自分のそれを押し付けることで。
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情熱的なあなた。
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