『何か』を失ったリボor獄
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『身体』を失った『獄寺』
オレのすぐ目の前に、10代目がいる。
10代目のほかに、笹川やハルもいる。ランボもいて、姉貴もいて。
そしてあの人の姿も。
だけど、みんなオレには気付かない。
オレはすぐ傍にいるというのに。
だけどそれも、そのはずで。
これはオレが見ている夢だから。
オレが過去を、見ているだけだから。
自覚すると同時、場面が一転する。
そこは無機質な、暗い、病院の一室。
そこでは傷だらけのオレが、たくさんの点滴を打たれながら眠っていた。
オレはどうにか自分の身体に戻れないかと何度か重ね合わせてみるけれど。
何度やっても、何日試せど。オレの身体は動かない。
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オレの身体が動く日は来ない。
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