獄寺くんの日常 梅雨編
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「…10代目」

「ん?なに獄寺くん」

「どうして日本って、梅雨なんてのがあるんですか…?」

「あはは…梅雨は苦手?」

「ええ…暑くって湿っぽくて…最悪です」

「そうだねー…暑いのやだよねー」

「オレ的にはこの湿気をどうにかして欲しいです」

「あ、そうなんだ」

「はい…カラッとした暑さならまだ耐えられるのですけど、この湿気は…あ、駄目です」

「――え?」


ぱたり。


「え、ちょ、うわー!ご、獄寺くんー!?」

「じゅ…だぃめ…さき、行って下さい。…オレは、少し休んでから行きますから…」

「そんな、こんなに弱ってる獄寺くんを置いて行けないよ!」

「じゅうだいめ…」

「少し我慢してね!今医者を呼ぶから!」


ピッポッパ…プルルルルルル、プルルルルルル…ガチャ。


「…あ、もしもしシャマル?獄寺くんがやばいの。早く来て。一刻も早く。もうマッハの勢いで!!


(…10代目…あいつも一応病人なんですから、そんな無茶な注文しないでやって下さい…)


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いい!?マッハ!マッハだから!ハリーハリーハリー!!!