獄寺くんの日常 梅雨編
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「ん…」
「よ。隼人目が覚めたか」
「シャマル…ここは…保健室か…」
「おう。お前最近無理しすぎなんじゃね?診たら軽い貧血だったぞ?」
「へーき…っと、それより…10代目は…?」
「教室。ホントはお前の傍にかなりいたそうだったけど、無理矢理行かせた」
「そっか…――っ」
「ああこら、まだ無理すんな。今日は下校時間まで寝ていろ」
「でも…」
「クーラーと乾燥機使ってるから今お前は起きていられてるんだ。ドアを開けてみろ。またあの熱風にやられるぞ」
「う…」
「それでも良いのかー?」
「……」
「んー?」
「…その、まだ少し、ここにいる…」
「そうしておけ。今のお前の身体に、外は毒だ」
「うん…」
「よし。…じゃ、オレは少し席を外してくるが…誰か来ても居留守使えよ?絶対ドア開けんなよな」
(何故…?)
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何故でも!
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