縁の下の苦労持ち
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それから暫く何事も無く日々が過ぎ去り、オレはあの日見た夢のことなどすっかり忘れてしまっていた。

そんなある日のこと。

その日オレは休日で、街に買い物に出ていた。

その、帰り道。


(…ん?)


少し離れたところに、見慣れた人影を見つけた。

黒いスーツを着込んだ少年。


(リボーンさん…?)


はて。確か今日はリボーンさんはアジトにいるはずなのだが…

声を掛けようと思ったが、それより前にリボーンさんは人込みの中に消えてしまった。

………まぁ、いいか。

オレはアジトに戻った。