母子
3ページ/全5ページ
「えーと…」
流石の獄寺もこの空間はおかしい。ということに気付いた。
どないしたもんか…と獄寺が頭を抱えようとした時。
「キミたち…何してるの?」
背後から聞き覚えのある声が聞こえた。
雲雀恭弥だった。
「キミたち何待ちの風紀壊してるの?殺すよ?」
わー、リボーンさんみてぇー。と獄寺は思った。
「風紀など壊してませんよ。新ジャンルに挑戦していただけです」
「どういう意味?」
「お姉様…」
「ワオ。新ジャンルだね」
どうやら雲雀と骸の思考回路は同一のものらしかった。
「これだけでご飯三杯はいけますね」
「そうだね」
獄寺はついていけなかった。
とっとと買い物を終わらせよう。
「にんじんとジャガイモと玉ねぎをくれ」
「はい…お姉様……」
さすがの獄寺も若干引いた。
(さっさと帰ろう……)
「ああ、どこへ行くのですか隼人くん!!」
「まだもうそ…話は終わってないよ」
「お姉様…もっとお話したい……」
「うあー…」
四面楚歌だった。
獄寺が唸っていると、
次
前
戻