母子
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「えーと…」


流石の獄寺もこの空間はおかしい。ということに気付いた。

どないしたもんか…と獄寺が頭を抱えようとした時。


「キミたち…何してるの?」


背後から聞き覚えのある声が聞こえた。

雲雀恭弥だった。


「キミたち何待ちの風紀壊してるの?殺すよ?」


わー、リボーンさんみてぇー。と獄寺は思った。


「風紀など壊してませんよ。新ジャンルに挑戦していただけです」

「どういう意味?」

「お姉様…」

「ワオ。新ジャンルだね」


どうやら雲雀と骸の思考回路は同一のものらしかった。


「これだけでご飯三杯はいけますね」

「そうだね」


獄寺はついていけなかった。

とっとと買い物を終わらせよう。


「にんじんとジャガイモと玉ねぎをくれ」

「はい…お姉様……」


さすがの獄寺も若干引いた。


(さっさと帰ろう……)

「ああ、どこへ行くのですか隼人くん!!」

「まだもうそ…話は終わってないよ」

「お姉様…もっとお話したい……」

「うあー…」


四面楚歌だった。

獄寺が唸っていると、