ハヤトメロディ
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「…そうショックを受けるな。子供の写真はこれからも撮るから…オレか雲雀が。お前は子供と一緒に写ってろ」
ハヤトはまだなにか言いたそうだったが結局何も言わなかった。
自分の言葉で分かったと言ってしまったし、リボーンは意地悪ではなく自分の身を案じて言ってくれたのだから。
…あと、子供と一緒に写る、というのがちょっと魅力的だった。
そういえばカメラを握りっぱなしで可愛い我が子の写真は撮りまくったが自分とのツーショットの写真はまだなかった。当たり前だが。
「はぅ…楽しみです…」
…と、このときはこのときでそうして納得し、引き下がったハヤトだったが。
リボーンは仕事、雲雀は買い物で家にはハヤトとちったいハヤト二人っきりのときに限って見逃せないワンシーンがやってくる。
「はぅ!かかか、可愛いですー!!でも…カメラは今雲雀さんが持ってるし…でもこの瞬間を撮らないのは罪ですし…!そうだ!!」
「…ん?メール…ハヤトから?添付ファイル付き…件名は…」
件名:リボーンさん、見て下さい!!
送られてきたのはちったいハヤトが欠伸をしている写真だった。
「………って、またメールが来た…?」
リボーンがハヤトの行動に呆れているとまたも来るメール。その差出人は…やっぱりハヤトで。添付ファイル有りで。件名は…
件名:リボーンさん、こっちも見て下さい!!
「………」
続いて送られてきたのはちったいハヤトがうとうとしている写真だった。そしてまたも送られてくるメール…
リボーンは携帯の電源を切った。そして仕事に向かった。
そして帰ってから、リボーンはハヤトに「メールは一日10通まで」と即行で言ったという。
ハヤトは最初渋ったが「言うことが聞けないならお前の携帯をメール機能なしに変える」と言われてしまった。
あるいは「着信拒否にする」とも言われてしまい、ハヤトは「それだけはいやです」と涙目で承諾したのだった。
しかしそれでも可愛い我が子の愛しい写真が減ることはなくて。
ああ、この写真を誰かに見せたい!幸せを分けたい!!誰かとこの気持ちを分かち合いたい…!!
そう思ったハヤトはリボーンにはちゃんと一日10通まで。そして残りの写真は結果として雲雀やツナなどに大量に送られることとなったのだった。
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