ハヤトメロディ
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そんなわけでリボーンは仕事に出てハヤトはベッドで大人しく眠り、雲雀は家事と子供の世話を行うことになった。
「うー?ままー?」
「はいはい。ママは今日はお休み。僕と遊ぼうねー」
雲雀はちったいハヤトの世話をするが、ちったいハヤトはどうにも落ち着かないらしくて。
「ままー?ままー、…ままー!」
やがてちったいハヤトはママを呼んで泣き出してしまった。やはり母親が恋しいのか。
「…ママは今病気でキミとは会えないの。…理解して?」
「やー!ままー!ままぁー!!」
びーびーと泣き出してしまうちったいハヤト。その声を聞いてか寝室から影が一つ。
「はいー…ままを呼びましたかー?」
ハヤトがふらふらとしながら二人の所に現れた。
しかし無理をしているのは明らかで。朝よりもその顔は更に赤くなっていて。
「ああもう…ハヤト。無理しちゃ駄目じゃない」
「ご、ごめんなさいー…でも…この子に呼ばれちゃいましたから」
ちったいハヤトはママの登場に涙を止めて急いでママの所に行こうとしていた。しかし雲雀に抱きかかえられていてそれも出来ず。
「うー!ひばー!めー!ままー!!」
「めーじゃないの。キミはまだ小さいんだから病気になったらすごく苦しいよ?」
「やー!うー!ままー!あうー!」
ちったいハヤトはじたばたと暴れてママの所に行こうとするがママも応えてくれない。いつものように抱きかかえようとしてくれない。
「ひっく…うう…ままぁ…らっこ…」
「はぅうううう…ママも抱っこしたいです…!!」
「駄目だよハヤト」
「はい…この子に風邪を移すわけにもいきませんしね」
ごめんねーとハヤトはちったいハヤトに謝る。
…この子の為にも、早く風邪を治さないとですね。
「…ではハヤトはお布団に戻りますね。お邪魔してすいませんでした」
「うん…お昼になったらお粥持って行くから。ほら、キミもママに挨拶しな」
「うー!ままぁー!!」
ちったいハヤトは泣いていた。自分を抱き締めてくれないママが悲しくて泣いていた。
どうしてママは抱きしめてくれないんだろう。自分のことなんて嫌いになってしまったのだろうか。
ママに触れたい。ママに撫でられたい。ママに抱き締めてもらいたい。
けれど今日はママは一度だって自分を抱き締めてはくれなかった。
それが悲しくてちったいハヤトは一日中泣いていた。
…けれど翌朝。
「復活したのですよー!ハヤト、全快したのですよー!」
一日使ってたっぷり休養したハヤトは風邪を完治させて。
そして昨日出来なかった分のハグとちゅーを可愛い我が子にこれでもかというほどぶつけたという。
…けれどちったいハヤトは、まったく嫌がらなかったとか。
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