彼が警察官になるまで
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「盗人?」
「そ。富裕層の人間ばかり狙ってるの」
「盗品の行方は?」
「知らない。結構効果で珍しいものも盗まれてるんだけど、どこにも情報が流れてないの」
「そりゃ盗人というより怪盗だな。盗人なら盗品を売りさばいてる」
「怪盗なら予告状を出すでしょう」
「書物じゃあるまいし、なんのメリットもないだろう」
「そりゃそうだけど」
「で、こいつがどうしたって?」
「この人がどうしても捕まらないの」
「それで?」
「オレの知る限り最も優秀なリボーンにこの人を捕まえるよう命じる!!」
「めんどくせぇ」
「仕事しろよ!!」
「今資料を流し読みしてるがこいつが狙っている奴どいつもこいつも叩けば埃が出そうな奴ばかりじゃねーか」
「そうだね」
「放っとけ。狙われるのも自業自得だ」
「オレこの人気になるんだよねぇ〜」
「…それで?」
「オレこの人と話をしてみたいんだよ」
「…だから?」
「警視庁総本官であるオレ沢田綱吉の命令!!この人どうにかして捕まえて!!」
「めんどくせぇー」
「だーかーらー!!!」
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