彼の隣に立つ方法
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「…?オレの顔などじっと見て如何なされましたか?リボーンさん」
「朝から嫌なものを見たな、と」
「あははははは。まぁそう言わず」
目の前には獄寺隼人によく似た、けれど獄寺隼人では決して有り得ない人物がいる。
これの正体はボンゴレがツナに命じられて作った、ただの鉄の塊。それだけの代物だ。
けれど。
「昨夜は随分と暑くて寝苦しい夜でしたけど、リボーンさんは大丈夫でしたか?」
「お前はオレをなんだと思ってるんだ?暑さぐらい何の問題もない」
「そうですよね、すいませんリボーンさん」
こいつの返してくる仕草は、本当にあいつそっくりで。
……………。
「?どうされましたか?リボーンさん」
「うるさい黙れ。もしくは死ね」
「あ…あはははははははは」
ああ、クソ。
本当にあいつそっくりだ。
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