片想い相手
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次に目が覚めると、そこは明るかった。

そこで、どうやらオレは病院のベッドで眠らかされていたのだと知った。

あと、身体に巻かれている包帯やらガーゼやら、腕に刺されたチューブの先の点滴とかで自分は怪我してるんだ、とか。

ぼんやりとしながら記憶を遡らせると、大体思い出した。


オレはある任務に就いていて。

そこで怪我をして。

……ああ、オレ、生きて帰れたんだ。

今更ながらにそのことに気付いて、苦笑する。


どれだけ眠っていたんだろう。

任務はどうなったんだろう。

あの時リボーンさんに聞いとけばよかった。


―――って、リボーンさん?


はて、とオレは首を傾げた。

そういえば、どうしてリボーンさんがいたんだろう?

わざわざ見舞いに来るような人じゃないのに。

しかも、あんな時間に。

分からないので、リボーンさんに直接聞くことにした。

だけど。