四季を共に
4ページ/全13ページ
ハヤトが来てから、オレの生活は一転した。
まず、賑やかになった。
「リボーンさんリボーンさん、見てくださいお料理がとっても上手に出来たんです!!」
「リボーンさんリボーンさん、見てくださいお星さまがとっても綺麗です!!」
「リボーンさんリボーンさん、見てください今日はとってもいい天気です!!」
そんな日常の些細な…些細過ぎることをオレにいちいち報告してくるハヤト。
そんなハヤトにオレは毎回、「ああ、そうだな」と返すだけだったが、それでもハヤトは満足そうに微笑んでいた。
そういえば、ハヤトの使用人としての腕前だが…意外といってはハヤトに悪いかもしれないが、そこそこ優秀だった。
てっきり掃除も炊事も何も出来ないような奴だと思っていたのだが、なんでもそつなくこなしていた。
…ただし、人見知りがかなり激しく稀に来る来客の前ではオレの最初の予想通りの使用人になっていたが…あと買い出しに行かせたら100%迷う。
次
前
戻