四季を共に
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ハヤトと過ごす、最初の夏。

ハヤトは初めて見る海に心奪われていた。


「リボーンさんリボーンさん、見てくださいとっても大きくて青いんです!!」

「ああ、そうだな」


少し遠出をした帰り道。そこから見えた海にハヤトは歓喜の声をあげていた。


「あんなに大きくて綺麗なものがあるだなんて知りませんでした!!」

「そうか」

「はい!!!」


ハヤトはしきりにはしゃいでいた。その日はずっと機嫌がよかった。