主人公の苦悩
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というわけで。

オレの勘違いでオレはとんだ色恋沙汰に巻き込まれたのであった…


…でも、まぁ、


オレの勘違いがあったもののようは獄寺くんとリボーンがくっつけばいいわけだよ。

とっととくっつかせたらオレは解放されるんだよ。うん。

と、当時のオレは楽観していたわけなんだけど。

獄寺くんが案外ヘタレだったのが問題だったね。

なんてったって、リボーンに近付こうとしないんだもん。


「思うにリボーンは来るもの拒まないから、一言好きです付き合ってくださいって言えば大丈夫だと思うんだ」

「そ、そうですか?」

「うん。だから今日オレの家に来たときオレ席外すからそのとき言いなよ」

「いきなりですか!?無理です!!ていうか10代目席外さないでください!!」

「そこから!?」


獄寺くんそんなキャラだったっけ!?

何その群れないとトイレにすら行けない女子みたいな性格!!

獄寺くんキャラ崩壊してるよ!?


「ていうか、オレリボーンさんに言葉を発するのすら無理です!!」

「いやそこは頑張れよ!!」

「無理です!!10代目代弁してください!!」

「それ今までと変わってないじゃん!!」

「10代目が傍にいてくださればオレもリボーンさんと同じ空間にいることが出来ますから!!代弁してください!!」

「いや、だから…」


って獄寺くん抱き付いて上目遣いとかしないでくれるかな!!獄寺くん普通に可愛いんだから!!!


「…もう、仕方ないなぁ…」

「10代目…!!」


ま、惚れた弱みだよね。

言う間もなく玉砕したけどね。