マフィアだということ
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それは、別に珍しい話ではなかった。

相手はあの有名な最強の殺し屋。リボーンなのだから。何があっても不思議じゃない。

彼の伝説はすざましく。故に彼は10代になったばかりの小僧だというのに誰もが畏怖の目を向けていた。

彼には数多くの愛人がいた。年齢、性別は問いておらず、ただ気に入った相手に愛人にならないかと誘っていた。


―――故に、その数多い愛人の中の一人に獄寺隼人の名があったとしても、そこにはなんの不思議もなかった。