身分違いの恋
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「オレの隣でいいんですか?他の愛人のところへ行かれては」

「お前の傍が一番落ち着くんだ」

「リボーンさん…」


そんな嬉しいことを言われて、オレの鼓動が高まらないわけがない。

たくさんの愛人がいる中で、オレを選んでくれてる…その事実がオレの顔をにやけさせる。


「それともお前は、オレに他の女の所に行ってほしいのか?」

「まさか」


そう言ってオレは、膝の上のリボーンさんをぎゅっと抱きしめる。どこにも行ってほしくないから。ここにいてほしいから。


オレは幸せだった。リボーンさんもきっと同じ気持ちだったと思う。

リボーンさんから教えて頂くことは何でも楽しかった。リボーンさんに褒めてもらえれば嬉しかった。

オレはリボーンさんと一緒にいられればそれでよかった。それだけで幸せだった。それ以上は望んでなんていなかった。


それなのに…